さて、2021年も、もう第一四半期が終わり、4月に入りました。最近月日が経つのが、加速しているように思うのですが、皆さんはいかがですか?

残念ながら、トロント、ピール地区は、またステイホームのロックダウン状況となりまして、コロナの収束まで、もう少し時間がかかりそうですね。でも、ワクチンの第二ステージとして、コロナの影響が大きい地域の低年齢の人たちも、ワクチン接種ができるようになりましたし、オンタリオ州では、5月6日までに、40%の大人が、ワクチン接種されているという見込みをたてています。マスク、手洗い、ソーシャルディスタンスなど、自分たちでできることをして、制限のある中でも、春を楽しみたいですね。

さて、不動産売買は、引き続き、緊急事態宣言後も、エッセンシャルビジネスとして、Covid対策に則って、対応させていただいており、状況は変わっておりません。ご存知のように、コロナによる影響は、不動産ブームをもたらしました。その理由としては、

  • 低金利(モーゲージ)の歴史的に低いレート
  • 安定した職の保持者の貯蓄増大 ー 旅行や、外食などがないため、カナダ全体では、コロナ以前と比べ、100ビリオン、銀行の貯蓄額が増えているとの事。
  • 自宅にいる時間が長くなることにより、住まいに対する思い入れが大きくなる、また、住まいに対する必要性が変わる。

などが主になります。この傾向は今後もしばらく続くと思われますが、本日、モーゲージの審査につき、金融機関の総督である、The Office of the Superintendent of Financial Institutions (OSFI)が、ストレステストの強化するという発表がありました。それによると、6月1日から、無保険のモーゲージ、(通常、20%ダウンペイメント以上が対象)の申請者の査定基準が、現在、4.97%が最低審査基準レートとなっていたものが、5、25%に引き上がり、それにより、ローン額が引き下がります。

このような、政府、金融機関の法令施行や、ルール変更などにより、市場も影響を受けることは免れないでしょう。

さて、では、3月度のトロントリージョナル不動産協会が発表した住宅市場統計です。

売買件数

トロントリージョナル不動産協会によりますと、MLSシステムを通した、グレータートロント地区の、3月度の住宅売買件数は、15,652件と報告されました。前年同時期と比べると97%増しです。また、季節調整の先月2月からは、0.6%減となりました。

平均売買価格

3月度の平均売買価格については、グレータートロント地区全般で、$1,097,565でした。この平均値は、昨年同時期と比べ、21.6%の上昇となります。また、季節調整では、前月2月と比べますと、4.2%増しとなりました。

3月度の新売出物件

3月度は、GTAで22,709件の新しい物件が市場に売り出されました。これは、昨年同時期の57、3%増しとなります。

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