2021年ももう半年がすぎました。なんと月日の経つのが早いのでしょうか。このパンデミックにより、生活スタイルの見直しをされる方も多く、引越し、家の購入もその一つかと思われます。引き続きモーゲージ率が低く、今年に入り6月まで、住宅の売買は、激しく活発でした。6月の数字も、引き続き、それを反映しており、昨年と比べても、グレータートロントエリアのどのエリアにおいても、売買件数、平均価格ともに、2桁台の上昇となっています。
7月16日からは、オンタリオ州もステップ3に入り、かなり規制が緩和されますので、国内のバケーションに出る家族なども増え、家の売買の件数もすこし落ち着くかと予想されています。いずれにしても、不動産市場としては、安定していますので、今後しばらく、大きな変化はないかと思われます。

フォーマットをすこし変えて、市場情報をお伝えさせていただきますね。下記、エリア別の詳しい数字をご参照ください。

グレータートロントエリア全体の6月度、住宅不動産は、記録的ペースを継続し、売買件数で、前年比、28.5%増し、平均売買価格で、前年より、17%増しとなりました。2021年1月から6月までの平均売買価格は、20.7%増しとなりました。

トロント市の6月度、住宅不動産は、記録的ペースを継続し、売買件数で、前年比、36%増し、平均売買価格で、前年より、5.8%増しとなりました。2021年1月から6月までに、平均売買価格は、8.5%増しとなりました。

ヨークリージョン(Richmond Hill, Markham, Vaughan などを含む)の6月度、住宅不動産は、記録的ペースを継続し、売買件数で、前年比、48.8%増し、平均売買価格で、前年より、13.5%増しとなりました。2021年1月から6月までの、平均売買価格は、21.8%増しとなりました。

ダーラムリージョン(Ajax, Pickering, Whitby, Oshawaなどを含む)の6月度、住宅不動産は、記録的ペースを継続し、売買件数で、前年比、11.2%増し、平均売買価格で、前年より、33.8%増しとなりました。2021年1月から6月までの、平均売買価格は、36.7%増しとなりました。

ミササガ市の6月度、住宅不動産は、記録的ペースを継続し、売買件数で、前年比、480.7%増し、平均売買価格で、前年より、14.4%増しとなりました。2021年1月から6月までの、平均売買価格は、19.5%増しとなりました。

オークビル市の6月度、住宅不動産は、記録的ペースを継続し、売買件数で、前年比、419.9%増し、平均売買価格で、前年より、15.1%増しとなりました。2021年1月から6月までの、平均売買価格は、26.7%増しとなりました。

ブランプトン市の6月度、住宅不動産は、記録的ペースを継続し、売買件数で、前年比、20.9%増し、平均売買価格で、前年より、23.5%増しとなりました。2021年1月から6月までの、平均売買価格は、25.5%増しとなりました。

過去6年間の6月度のトロントエリア住宅不動産の売買市場の動きです。今年は、セールス数がかなり伸び、2017年春の高騰時の前の年、2016年の数字に近い数字となりました。そして、売買件数の割に、売り物件数が少ないため、Month of Inventory、が、1ヶ月ほどとなっています。通常、4ヶ月から5ヶ月というのが、バランス市場と言われていますので、需要供給の関係で、引き続き、売り手市場となっています。