もう夏もすっかり中盤、いや、もうそろそろ終盤にかかるというところでしょうか。冬が長いトロントは、例年、夏が過ぎ去るのが早すぎると感じますが、今年は、パンデミックのせいでしょうか、例年よりさらに、月日の経つのが早く感じます。

さて、7月のグレータートロント全体、及び、各主な地区の住宅市場の詳細のご報告です。トロント地区不動産協会の、7月の売買件数は、全管轄地域で、9,390件でした。これは、記録を塗り替えた、昨年7月に比べると、減少しておりますが、7月の売買件数の平均数からすると、活発な状況で、売り物件数が少ない状況と相まって、引き続き、売り手市場、買い手にとっては、厳しい状況が続いております。

また、コンドミニアムも、昨年夏から、昨年末にかけて、停滞していましたが、今年になり、徐々に回復の兆しを見せ、昨年の7月に比べ、売買件数は、約8%増し、平均価格も6.1%ましとなっています。

Month of Inventoryは、市場に出ている物件以外に、市場に出なくなった場合、売り尽くされるまでの月で、2021年の、Month of Inventoryは、1.1すなわち、1.1ヶ月でなくなるということです。これは売り手市場を意味しており、通常、バランスの取れた市場は、4〜5ヶ月のMonth of Inventoryです。
2017年3月から、2021年7月までの月々の平均価格の変動です。上昇が激しくなると、その後、下降するのがわかると思います。上下しながら、右肩上がりに変動して行っています。
2020年7月から、2021年7月までの、月々の住宅市場状況の変動を表しています。