5月になり、トロントも春らしい気候になりました。新緑が美しく、小鳥が囀り、近所の家にも、いろんな色のチューリップが可愛く咲いています。先日は、こちらの桜が、満開になっていて、綺麗な桜の花の写真をたくさんに友人からいただき、春を感じさせていただきました。コロナ禍の、ロックダウンもまだ続いていますが、ワクチンの接種者率もどんどん増えているようで、コロナ収束に向かっていっていると思います。あとしばらく、できる限りで、春を楽しみたいですね。

さて、4月のトロント地区住宅市場の統計の方ですが、相変わらず、売買件数、平均価格ともに、活発な、平常時の春のマーケットとなっております。前年同時期との比較は、いずれも3倍以上となっていて、数字だけ見れば、すごいことになっていますが、実際、昨年度の4月は、ロックダウン後初めて、市場が一時的にいわゆる強制休止がかかった状態でしたので、比較にはならないでしょう。ただ、一点注目に値するのは、売買件数も平均的、4月の数字を遥かに上回っているものの、3月と比べると、若干減っている、また、平均価格も、横ばいとなっており、値上がり上昇傾向は、ある程度落ち着いてきたと言えるでしょう。

さて、では、4月度のトロントリージョナル不動産協会が発表した住宅市場統計です。

売買件数

トロントリージョナル不動産協会によりますと、MLSシステムを通した、グレータートロント地区の、4月度の住宅売買件数は、13,663件と報告されました。前年同時期と比べると362.1%増しです。また、季節調整の先月3月からは、19.7%減となりました。

平均売買価格

4月度の平均売買価格については、グレータートロント地区全般で、$1,090、992でした。この平均値は、昨年同時期と比べ、33%の上昇となります。また、季節調整では、前月3月と比べますと、3.6%減となりました。

4月度の新売出物件

3月度は、GTAで20,825件の新しい物件が市場に売り出されました。これは、昨年同時期の237%増しとなります。

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