売買件数

トロント不動産協会によりますと、MLSシステムを通した、グレータートロント地区の、5月度の住宅売買件数は、4,606件と報告されました。Covic – 19を取り巻く影響により、前年同時期と比べると、53.7%の減少で、大きく下がっていますが、4月度の減少率(67.1%)と比べると、10%上昇しています。

平均売買価格

一方、5月度の平均売買価格については、グレータートロント地区全般で、$863,599でした。この平均値は、昨年同時期と比べ、3%の上昇となります。また、前月4月と比べますと、4.6%上昇しています。コロナウイルス関連による、トロント地区の不動産市場に与える影響は大きいですが、売買件数の減少は、市場に出る物件数の減少と比例しており、不動産価格的には、バランスを保っていると言えます。

コンドミニアムアパート、賃貸市況

今回のコロナウイルスの影響で、コンドミニアムアパートの賃貸市況も、かなり打撃を受けています。5月度は、トロント近郊も含む、グレータートロントエリアで、賃貸件数は、前年比、1ベッドルームで30.8%減、2ベッドルームで26.7%減となっています。そして、家賃に関しては、下記のように、1ベッドルームで平均家賃$2,086(前年より5.1%減)2ベッドルームで平均家賃$2,740(前年比5.6%減)となりました。