最近の月日の経つ速さは、なんか、加速しているような気がしますが、もう、9月。秋はもうそこまできていますね。3月中旬の非常事態宣言が発せられ、いろんな規制があってから、もうすぐ半年。オンタリオ州では、今週から、学校も徐々に開校し、また新しい挑戦ですね。ニューノーマル、もうこの波に乗って日々を大切に暮らしましょう。

さて、予想通り、この8月も、トロント地区不動産は、活発な動きを見せ、売買件数、平均価格共に、上昇を続けています。その統計数字を見ていきましょう。

売買件数

トロント地区不動産協会によりますと、MLSシステムを通した、グレータートロント地区の、8月度の住宅売買件数は、10,775件と報告されました。前年同時期と比べると40.3%増しで、8月度の新記録となりました。また、季節調整の先月7月からは、10.5%増しとなりました。

平均売買価格

8月度の平均売買価格については、グレータートロント地区全般で、$951,404でした。この平均値は、昨年同時期と比べ、20.1%の上昇となります。また、季節調整では、前月7月と比べますと、2.6%の上昇となりました。

8月に出た売り出し物件数

8月度は、18,491件の物件が、市場に売りに出ました。これは、昨年同時期より、56、8%増となります。7月度同様、今年は、異例で、夏の停滞期が見受けられませんでした。この原因としては、経済が安定してきており、また、モーゲッジの稀に見る低い利率、そして、8月にバケーションに出る家族が少なく、夏も引き続き家の購入を優先にしているバイヤーが多いことが挙げられます。

また、最近、新築のコンドミニアムなどの発売が再開を初めており、春に一時休止していた、新しいデベロップメントが、引き続き戻ってきました。これも、今後のトロント地区の住宅不動産の先行きが上向きであることを見込んでの再開だと思われます。

* Sesonally Adjusted - CREAが実施する暫定的な季節調整。通常の季節変動を削除することで、月次の変化と根本的な傾向をより有意義に分析できます。