今年は、例年以上に、月日の経つのが早く感じます。何と言っても、例年にない年だからでしょうか。オンタリオ州でも、トロント市を中心に、コロナの第二波が来ているようで、また、レストランを始め、ジムなども、規制がされそうですね。学校の問題もありますし、先はわかりませんが、マスク着用、ソーシャルディスタンス、頻繁な手洗いなどを守り、毎日無事に暮らしていることに感謝して、生活していきたいと思っています。

さて、9月のトロント地区不動産の状況ですが、経済の向上と、歴史的に低い、借入金、モーゲージ率のよさ、また、春にコロナ渦で、購入をストップしていたバイヤーの需要などにより、引き続き、活発で、記録的な売買の件数となりました。

売買件数

トロント地区不動産協会によりますと、MLSシステムを通した、グレータートロント地区の、9月度の住宅売買件数は、11,083件と報告されました。前年同時期と比べると42.3%増しです。また、季節調整の先月8月からは、5.3%減となりました。

平均売買価格

9月度の平均売買価格については、グレータートロント地区全般で、$960,772でした。この平均値は、昨年同時期と比べ、14%の上昇となります。また、季節調整では、前月8月と比べますと、3.4%減となりました。

9月の新売り出し物件数

9月度は、GTAで20,420件の新しい物件が市場に売り出されました。これは、昨年同時期の30.8%増しとなります。

家屋のタイプ別の動向として、少し、気になるところですが、最近、高層のコンドミニアム、特にトロント市内の供給が増えており、需要に対する供給の割合が上がってきております。そのため、価格にも影響が現れてきており、徐々に売値が横ばいの傾向になってきています。

タイプ別、エリア別でも売買状況、価格状況に特徴があります。詳しいことは、ぜひ、お問い合わせください。

* Sesonally Adjusted - CREAが実施する暫定的な季節調整。通常の季節変動を削除することで、月次の変化と根本的な傾向をより有意義に分析できます。