2020年は、本当に、先が見えない年でしたね。3月中旬に、オンタリオ州でも、コロナによる、非常事態宣言がなされ、エッセンシャルビジネス以外は、シャットダウン、学校もオンラインに変わるという、過去にない事態になり、トロント地区の不動産市場も、先がどうなるか全くわからない状況でした。しかし、3月末から4月にかけての低迷期間のあと、住宅売買は、激しく活発さを取り戻し、結果的には、2020年のトロント地区不動産協会、管轄地域での住宅売買件数は、過去3番目に多い、95,151件、また、平均売買価格に関しては、過去最高額、$932,222という結果となりました。

中でも、トロント市郊外である、Brampton市、Oakville市や、Whitby市のあるDurham地域の家の売買の増加が顕著となり、供給不足を促し、値段の著しい向上が、2020年の住宅市場の特徴となりました。

売買件数

トロントリージョナル不動産協会によりますと、MLSシステムを通した、グレータートロント地区の、12月度の住宅売買件数は、 7,180件と報告されました。前年同時期と比べるとなんと、64.5%増しです。また、年間を通しては、95,151件で、前年比8.4%増しとなりました。

平均売買価格

12月度の平均売買価格については、グレータートロント地区全般で、$932,222でした。この平均値は、昨年同時期と比べ、11.2%の上昇となります。また、年間を通しては、平均価格$929,699で、前年比、13.5%増しとなりました。

下記にて、トロント地区不動産協会管轄内における、主要地区別の更に詳しい数字をご覧ください。

グレータートロントエリア全体

トロント市

Mississauga 市

Oakville 市

Brampton 市

York 地区(Richmond Hill, Markham, Vaughan など)

Durham 地区 (Ajax, Pikering, Whitby, Oshawaなど)