早いもので、今年も5月に入り、トロント不動産市場も、活発な時期の真っ只中です。といっても、2年前、2017年の春の4月までの急激な勢い、そして、オンタリオ州政府が出した、フェアーハウジングプラン後の市場の停滞の時期と比べると、今年の春のマーケットは、緩やかで、バランスのとれた、理想的な市場に戻ってきたと言えるでしょう。

では、実際の4月度の数字をシェアーさせていただきます。

トロント不動産協会によると、4月度の売買件数は、9,042件、また、平均売買価格は、$820,148でした。前年同時期からすると、売買件数は、前年比(4月)16.8%増し、また、平均価格も、1.9%増しとなりました。今年の1月から4月までを通した数字を、昨年2018年の1月から4月までの数字と比べると、平均売買価格で、1.6%増し、売買件数で、4.0%増しと、不動産市場が、緩やかな伸びを見せていることがわかります。また、需要と供給の関係の目安となるMonth of Inventoryも、1.99月で、これは、現在市場に出ている物件がこのペースで売れた場合に売り尽くすのかにかかる期間で、2ヶ月弱というのは、まだまだ市場に出る物件の数が足りないことを示しております。したがって、売り手市場と言えます。

住宅タイプでみると、引き続き、コンドミニアムが、値段上昇を引き起こしている状況です。そして、高価格値の戸建ての物件が、値段、売買件数ともに、停滞しております。

また、エリア別で特徴もありますので、詳細は、お気軽にお問い合わせください。