さて、トロントもやっと、雪が溶け、春のおとづれを感じ始めましたね。鳥のさえずりもよく聞こえるようになり、クロッカスの芽が出始めて、不動産市場も、例年より少し遅めですが、一年のうちで一番活発になる、スプリングマーケットが始まりました。

それでは、先日発表されました、3月の不動産統計をシェアーさせていただきます。

トロント不動産協会によると、3月度の売買件数は、7,187件、また、平均売買価格は、$788,335でした。前年同時期からすると、売買数は、ほぼ同じ件数、また、平均価格も、0.04%増しと、前年とほぼ変わりない数字となりました。統計の中で、顕著なのは、引き続き、市場に出る物件数が、3月も少なく、需要と供給を考えると、Month of Inventoryが、1.8ヶ月で、まだまだ市場としては、売り手市場となっています。

今後の市場の方向性ですが、1、予想されていたモーゲッジ率の上昇がなくなり、現在の率の据え置き、もしくは、下がる可能性もある。2、人口増加に伴う住宅数不足。3、安定した経済状態。などから包括的に見て、2017年春の異常な価格上昇からの値段調整としての値下がり期間が終わり、緩やかな上昇に戻ったと言えるでしょう。今後は、緩やかなペースで、価格、セールス数ともに伸びていくと見られます。

詳しくは、下記の表をご参照ください。マーケットスタッツのフォームが変わりました。平均価格、セールス数、平均市場日数などは、今年に入ってから3月までの3ヶ月の平均となります。

また、トロント市内、郊外北部、東部、西部などでも、エリアによって、それぞれ特徴がありますので、詳しいことは、ぜひ、お問い合わせください。