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オンタリオ州でも、コロナウイルスに関する、非常事態宣告が出てから、早くも6週間が過ぎようとしています。3月初旬の頃が、なんだか別世界だったような気にもなる今日この頃です。

さて、今回は、不動産関係のテクノロジーのことをご紹介します。不動産仲介は、比較的、テクノロジーを必要する業界で、年々いろいろ新しいツールが導入されています。そんな中、今回のコロナウイルスの影響を受け、開発されたのは、バーチャルショーイングというものです。

家の見学を写真だけでなく、ビデオでみられるバーチャルツアーは、不動産の売り物件のツールとして、数年前から使われており、近年、そのバーチャルツアーが、3Dでみられるビデオも増えて来ました。そして、今回、ソーシャルディスティングによる、家の見学の不自由さ、時には見学が不可能な場合もあることから、必然的に急速に開発されたシステムが、バーチャルショーイングシステムです。

この度、私の会社の導入しているシステムでも、その機能が開発されましたので、その設定をしている該当物件に限りますが、買い手のエージェントは、今まで通りの家の見学の予約に加え、バーチャルショーイングの予約もできるようになりました。

買い手のエージェントは、バーチャルショーイングを予約する場合、日時設定と同時に、一緒に見学したいお客様の名前とメールアドレスを入力し、その予約時間に、エージェントは、お客様と一緒に、オンラインで繋がり、会話をしながら、3Dで家の中を見学できます。バーチャルショーイングのシステムは、最近開発されたばかりで、ある意味、試運転状態ですが、今後、不動産エージェントの使用するMLSシステムのみならず、一般消費者の住宅検索システムにも対応できるようになるようです。

このバーチャルショーイングに関しては、ソーシャルディスタンスが緩和されてからも、きっと、家の見学の方法の一つのオプションとして、定着するのではないかと思います。