トロントおよびその近郊の10月のセールス状況の報告です。

2013年10月は、トロントおよび近郊で、8,000件のセールがありました。これは、2012年の同時期、6,713件より19.2%の上昇となります。

平均売値(average selling price)に関しては、10月は、$439,058で、昨年同時期、$502,127の7,4%増しです。

また、新しく市場に出た物件、(new listings)の数は、13,110件で、昨年同時期、13,685を4,2%下回っています。

統計からすると、供給は、減っているにもかかわらず、セールの数が増えており、したがって、値段の上昇し、引き続き、売り手市場の状況です。

最近のメディアからの情報では、特にコンドミニアムが売れず、いつバブルが来るのかといった話なども聞くかと思いますが、面白いことに、実際の数字を分析しますと、トロント(416エリア)の、コンドミニアムのセールス数は、昨年の10月より、20,4%増加しており、平均売値も、前年比、7.2%増しとなっています。

カナダのコンドミニアムのリサーチ会社、Urabanationによると、2013年、下半期は、トロントの新築のセールは、昨年より、8%減となっております。また、新しいプロジェクトのオープニングの数も、かなり減っており、ビルダーは、ここ数年で、過剰になった、供給を売りさばくことに重点を置いているようです。

トロントの不動産市場に関し、何かご質問などありましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。