condo_construction_jpg_size_xxlarge_letterbox新築のコンドを購入する際の注意点

 

ここ何年か、トロントでは、ダウンタウンを中心に高層のコンドの建設が、どんどん進められてきました。これは、7年前に政府が、高層のコンドを増やすよう、強化の取り組みを示したことも影響し、現在に至っております。でも、こんなに建って、人が入るのだろうかと疑問に思われることもあるかと思いますが、実際、コンドの建設が始められる前には、ユニットは、ほぼ売れているのです。実際、ビルダーがコンド建築の経済資金を受けるために、70%のユニットが売れていることが条件となっています。

新築のコンドをビルダーから購入することは、自分が始めてのオーナーになり、きれいなコンドに住めることや、値段の面でもいくつかの利点がありますが、新築のコンドの購入に際しての、注意すべき点が何点かあります。

ここで、5つの注意点をあげます。

1.ビルダーの評判

コンドミニアムを建設する、ビルダーの評判を調査することは、とても大切です。ビルダーの過去に建築したビルの数や、その評判、今までにクレームがあがった経験はないか、賞を取っているかどうかなど、オンタリオの新築の建物の保障を提供してるTarionのウエブサイトでも調べられます。また、そのビルダーの建設したほかのコンドミニアムを見学に行ったり、その住民に感想を聞いたりするのもよい方法です。

2.ビルダーの契約書

新築のコンドをビルダーから購入する場合、ビルダーの作成した契約をを使います。したがって、買主に不利な内容も結構盛り込まれています。たとえば、クロージング(決済日)の日をビルダーの都合で延期できる項目は、通常契約書に入っている項目の一つですが、入居できる時期が延びることは、生活に影響しますので、内容をよく知っておくことが大切です。また、ユニットのレイアウトや、仕上げの変更なども、買主が関与できない部分で、ビルダーの権利として契約に入っていることがあります。

3.買主の支払い義務となる費用

新築のコンドを購入際には、中古の購入ではかからない、諸経費がかかってきます。ユニットのセールスプライスは、HSTを含んだ、基本価格のみですので、ユニットの仕上げなどでアップグレードをすれば、追加料金がかかります。また、クロージング費として払う諸経費には、Tarionの加入費用、ビルダーのリーガル費、電気、水道の設置費などがあります。それ以外にも、政府に払う課税など、予めはっきり金額がわからない費用もいろいろあります。クロージングの数日前に、費用合計を知って驚かないように、契約をする際に、ビルダーと交渉し、そのような費用の上限を設定して、書面にすることをお勧めします。

4.どのようなアップグレードが必要か

購入したユニットは、基本仕上げです。ユニットが出来上がるまでに買主は、仕上げのアップグレードをリクエストできます。最近のコンドは、ハードウッドの床や、graniteのキッチンカウンターを基本(スタンダード)仕様にしているコンドも多くなりましたが、ビルダーは、このアップグレードで、利益を上げますので、どのアップグレードが必要か、売却時に売値がよくなるものを慎重に選択することをお勧めします。

5.買主は、クロージング前に契約を他人に譲れるか

通常、ビルダーから建築前のユニットを購入し、契約を済ませてから、実際に入居が出来るまで、2,3年はかかります。その間に、状況が変わり、クロージングが出来なくなったり、することもあり得ます。そのような場合、assignmentが可能という項目が契約書に入っていれば、他の人に、契約を譲ることが出来ます。ビルダーによっては、assignmentを許可しないところもありますが、手数料を払えば出来る場合や、無料で一回のみできるといったようなプロモーションもあります。これは、契約をする際に確認しておきましょう。

新築のコンドミニアムを購入する場合、セールスセンターに行って、直接ビルダーのセールスの人と話をし、契約する場合、買主にとってのプロテクションが何もありません。新築のコンドを購入する場合も、ぜひ、私たち、不動産エージェントにご相談ください。中古の場合と同様、基本的に、買主には手数料など一切かかりません。また、私のオフィスには、いろいろなビルダーから、プロモーションの情報や、VIPオフィスとして、特別の値引きなどの得点もあります。また、実際に一般公開していないユニットの販売などもできます。